こんにちは。今回は糖尿病による足切断の日米比較の話です。結論から言うとアメリカ人の’糖尿病人口と両足切断率は調べた事はないのですが、私の経験から話すとアメリカ人のほうが圧倒的に多いいと思います。私の勤めるニューメキシコ州の病院では必ずといっていいほど糖尿による脚壊死による手術切断が毎週行われています。アメリカなので少し人種的なことなのですが、アフリカ系と南米系の人達に多いい気がします。白人系でも中流以下の貧しい人達も片足切断を経験しています。少数派のアジア系の人達ですが、私は今まで糖尿による足切断は見た事がありません。統計的な情報ではなく、私のブログで私の憶測で書いているのですが、全く外れてはいないと思います。まず全体的に皆は非常に甘いもの好きです。それも男女問わずに。日本人男性の中には、甘いものは嫌いなどという方もおられますが、アメリカ男性は総じて甘いもの好きです。スイーツ制限をして血糖をコントロールしているという患者さんも私は見た事はありますが、彼らは収入と生活の安定した人達に限られているように思います。逆に金銭的に生活不安定な人達はそんな食事制限など考えようとせず、好きなものを食べて何が悪いと開きなおっているようです。そういう人達が結局壊死を起こし足切断の道をたどるのでしょう。私の日本の病院勤務経験ではその糖尿による足切断は非常にまれであったと記憶しています。日本人のほうが食事制限と運動そしてインスリンによる血糖コントロールが上手いと言わざるえませんね。アメリカ人ですが、運動嫌いで甘い物を制限できない人達が多いから、なかなか血糖コントロールが難しい。以前の勤務先で片足切断の患者さんがもう一つの足も切断されてやけになって病院ベッドから転倒したのを見た事があります。その施設のもう一人の中南米系の患者さんは両足切断の上糖尿性網膜症で全盲でした。どこの国にいても何かを怠ると厳しい現実がやってくるというのは同じなんでしょうね。では。

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