こんにちは。今週はある麻酔看護師について書きます。日本ではあまり私は麻酔看護師の存在を病院では見た事はないのですが、アメリカではどの病院でも麻酔看護師(CRNA:CERTIFIED REGISTERED NURSE ANESTHESIST)という人達が活躍しています。彼らは手術患者に麻酔をドクターの代わりに施行するのですが、私の勤めている日帰り手術センターでも内視鏡の患者さんに麻酔施行して眠らせる役割があります。日本で言うと看護学の修士号の位置になります。ほとんどの麻酔看護師はいい人達でなのですが、もちろん例外はあります。私が特に嫌いなタイプはスタッフナースに対して俺たちはお前より偉いんだぞ的な態度をを取る人達です。ある麻酔看護師はテリーと言いラテン系小男アメリカ人です。笑顔はなくどうもこの男は自分に自信がないような不安たっぷりの表情です。彼は私に患者さんを麻酔後に渡すのですが、私にはその男の振る舞いがわざとらしく感じられて、どうもドクター的麻酔看護師になりきれないのでしょう。なんか不都合があるとすぐ感情的になり声を張り上げます。アメリカでも日本でもそうでしょうが、敬意をもらう仕事人はどんな状況でも自信を爆発させることはほとんどありません。ですからそんな男に私はからかわれると時間の無駄なので、以前私はその男が私の肩をさわるので注意したことがありました。今週その男はある患者の状態が悪くなると、私も含め他のスタッフに感情的口論をしています。私にはそういう彼の振る舞いはただスタッフを不機嫌にさせるだけで建設的議論にはなってないと思うのでした。。麻酔看護師の中には私たちはドクターと同等だと思っている職員が結構います。私はそういう人達は仕事の地位でしか満足できない人達だとおかしく感じるのですが、このテリーーはそういった振る舞いがドクター的麻酔看護師になりきれていないので本人もストレスを感じているのでしょう。自分に無理をしている感じです。その役職がなければ自身を守れないのでしょう。 きっと病院外ではただの気の小さい男として扱われているのかもしれません。自分を振り返る余裕などがあれば、もう少し自分を変えて他の麻酔看護師のように、誰に対してもフレンドリーになれるのでしょうが、彼にはそういう兆候はありません。どうも他のスタッフもテリーには不満がるようで、彼についてのひそひそ話しをして笑っていたのを私は聞きました。あまり誰にも相手にされていないのでしょう。アメリカではこのタイプはそのストレスを人種的マイノリテイーにその矛先を向けて自分を満足させる事がよくあるのです。それだけで私はその奴らを可哀想と哀れに思うのですが、まずは私自身が第一です。私は彼を笑い過ごす事がどの場面でも出来ると思います。ではまた。

コメントを残す